2015年11月5日

海外取引での売上や費用の見通し算定に、海外出張の両替に、為替レートはネット・スマホで常にチェック

グローカル人ブログ

中堅企業の中年サラリーマンです。新しい上司のもとで事業部の企画部門で働くことになりました。上司はマネージメント力がある方として社内で知られています。

上司は私の所属する企画部門に対し、売上や原価、経費、減価償却などtといった数字とその根拠を出すよう次々に求めてきます。そして、部門全体の数字を把握・予測しながら、部下を指導し、業績を改善させました。これがいわゆる『管理会計』というヤツかな、と感じています。

ネット上では『ダメ上司はこんな人』というような内容の記事を多く見かけますが、すぐれた上司の実例を書いてみようと思います。自分の備忘録にもなります。

"いま"の為替レートが事業部企画部門で重要なワケは

海外との取引が多いので、売上や経費の見通しを検討したりする際に、”いま”の為替レートが知りたくなることがあります。

事業部の業績の見通しは毎月、会社が示す為替レート(見通し算定用レート)を使って算出することになっています。しかし、そのレートと今後の為替レートが大きく異なると、業績見通しが大きく狂う可能性があります。その場合には、早めに何らかの手を打っていかないといけません。

売上や業績についての会議でも、上司や同僚から為替レートの変動について質問が出ることは少なくありません。

また、海外出張に行く場合には、両替のために持参する日本円の現金を決めるのにも、いまの為替レートを知っておきたいところです。

そこで、会社でいつも使っているノートパソコンに、いくつかのサイトをブックマークして、常にすぐ表示できるようにしてあります。

為替レート情報として役立つウェブサイト

私は、次の2つを使っています。

三菱東京UFJ銀行 外国為替相場一覧表

日本の銀行の外国為替一覧表のページが分かりやすいです。

送金レート(TTB、TTS)、現金両替のレート、が掲載されています。

リアルタイムでの為替レートを知りたいときは、モーニングスター社の為替情報ページ

いわゆる外国為替市場の指標値(仲値)で、両替などに使うレートとは異なりますが、ほぼリアルタイムに為替レートを知ることができます。

毎日見ていると、(私のような中年でも)だいたいレートの数字を覚えてきます。ですので大きくレートが変わると気づくようになります。

外貨建ての売上高や費用をさっと日本円に換算するには、専用スマホアプリ

携帯しているスマホには、電卓アプリと為替レート計算アプリのアイコンが並んでいます。打ち合わせ中に売上数量の変動による外貨建て売上高の変化を日本円に換算する場合に使っています。

アプリはいろいろありますが、私の選択基準は次の通りです。

  • 通貨の異なる入力窓が2つあり、どちらかに数字を入力すると、もう一方の窓に換算結果が自動的に表示される
  • リアルタイムの為替レートで換算する
  • 通貨は任意に変えられて必要な種類の通貨が揃っている
  • 広告が少ない
  • 端末内のアドレス帳などの情報を勝手に取得しない

まとめ

  • 売上の半分が外国取引のため、為替レートの変動による業績見通しへの影響を、大ざっぱにでも把握しておく必要がある<
  • 打合せ中にすぐに知りたい、ということも多いので、為替レートのサイトをパソコンのブックマークに登録、また為替レート計算アプリをスマホにインストールしてある
  • 毎日見ていると、為替レートへの感度が上がり、業績への影響に気がつきやすくなる

為替レートの金額や業績への影響額そのものが重要ではありません。為替レートの変動による業績見通しの変化が予想される場合に、はやめに対応策を部門全体で考えて手を打つ、というのが業績目標達成のためのポイントです。そのために、粗利の増減や競合との価格差、どの科目で費用増減が大きいかを、部門内にいち早く知らせるのが企画部門の役割の一つになります。

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