2015年11月3日

控えめに気持ちを表す日本人ごのみの、やわらかな英語表現(2) 短期でビジネス英会話習得

グローカル人ブログ

日本語らしい"断定しない"表現は、ビジネス英語にふんだんにあることに気づきました。その経緯は別の記事に書きました。

まずは簡単なフレーズから使い始めました。

また、仕事をするうちにちょっと相手に頼みづらいことが出てきて、より丁寧な表現を使いたくなり、いくつかフレーズを覚えました。

依頼・要請

少し長いですが、もう少し丁寧かつ控えめに言える表現です。

Would it be possible for you to ~? 「~して頂くことはできますでしょうか?」

Could you ~?より控えめな依頼となります。気の弱い私にはちょうどいい表現です。

例えば、アポを取りつけたが時間を変更したい場合。「Would it be possible for you to change the time of the appointment for May 15th?」

飛行機のチェックインをするときに、空席があれば条件のいい席に交換したいので、カウンターの方が忙しいのは分かっているけれど念のため聞いてみる、という場合。「Would it be possible for you to check if there is an vacant seat in the Premium Economy class?」

I am wondering if you could ~. 「もし可能ならですが、~して頂くことはできますでしょうか?」

さらに丁寧度が高いフレーズです。

見ての通り、相手に尋ねていません。"自分の心の中でそう思っている"だけで、相手に対して直接に何かをして欲しいと伝えていませんので、より控えめになるわけです。

たとえば、前任者から名刺を引き継いだが会ったことがない顧客に、直接メールしてアポを取る場合にこれを使います。「I am wondering if you could meet me sometime during the trade show.」

このくらい丁寧な表現もあると分かり、コミュニケーションがとてもラクになった

相手が知人かどうか、相手との力関係、頼みごとの重さ、などで日本人は細かく表現を変えると思います。私は特に気になります。

より丁寧なフレーズはCould you ~? や May I ~? よりも長いですので、会話で使うにはハードルが高くても、まずはメールで使うようにしました。

丁寧な度合いが英語でも変えられると分かり、『自分の英語は失礼かどうか』を気にすることがなくなったので、英語でのコミュニケーションに対して前向きに気持ちになりました。その気持ちの変化はとても大きかったと、後になって思います。

まとめ

  • 英語でもフレーズの使い分けで丁寧さの度合いを変えられる
  • より丁寧な表現はフレーズが長いので、まずはメールで使い、慣れてきたら会話で使うことにした
  • コミュニケーションに対する自信が持てた

自信を持つきっかけを得ることが英語の習得にはとても重要ですね。もっと早くに出会えたら英語も早く身についただろうに、と痛切に思います。国語で敬語を習ったあとに、英語もこういった丁寧表現を学びたかったですよ、と個人的には思います。

アメリカ、ヨーロッパ、インド、などで若干フレーズが異なるかもしれません。私はどこの国でもこれで通してきて問題ありませんでしたよ。

過去の記事はコチラです。

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