英語を話すハードルを下げてくれたのは、丁寧語を表現するフレーズです。発見して使い始めた経緯は別の記事に書きました。その記事では、”控えめにお願いを言う”表現をご紹介しました。
やわらかく賛成したり、丁寧に意見を言える表現があるといいなと思いながら、実際のビジネスの現場で、アメリカ人などの英語ネイティブの方々が使っているものを整理しながら覚えていきました。
アメリカ、ヨーロッパ、インド、などで若干使い方が異なりますが、私はどこの国でもこれで通してきて問題ありませんでした。ある地域で深く仕事をするうちに違いが分かるようになってきますが、ビジネス英語初心者は、そこまで意識する必要はないと思います。
助動詞の would、might、could を使う
それぞれ、will、may、canが変化したものです。過去を表すのではなく、言いたいことを、丁寧に、あるいは断定したくないときに使います。
would 「~でしょう」
将来こうしたい、こうなるのではないか、といった自分の思いをやわらかく言う表現です。
頻度の多いフレーズをご紹介します。
I would like to ~ 「~したい」
ビジネスの場では少しかしこまった表現として定番ともいえる表現です。
I would like to show you our new product. 「新製品をお見せしたいと思います。」
I would like to ~. は、会議の場で使うことが多いですね。
I would like to introduce attendees on our side. 「(この会議での)当方の参加者を紹介したいと思います。」
I would like to give you a presentation. 「プレゼン発表をしたいと思います。」
そもそもプレゼンをするくらいになれば海外ビジネスも一人前なので、こんなフレーズはもう覚えている時期でしょうね。
What would you like to drink? 「何をお飲みになりますか?」
お客様をおもてなしするのは若い者や経験の浅い人間の担当、という日本流のしきたりがある会社にいますので、このフレーズは海外ビジネス駆け出しの頃から一番使っています。
会議の途中の休憩時間に、コーヒーかお茶か水か、と尋ねたり、会食の場で最初に飲むドリンクは何にするかを聞いたりするときに使ってます。
食べ物のことを聞くなら、What would you like to have? です。会食の場とかでよく使います。
2 PM would be fine. 「2時なら大丈夫だと思います」
アポを取りつけるときに、時間の約束をすると思いますが、ほかの予定も入っていないので大丈夫、というときに、やわらかく表現するためのフレーズです。
わたしは気が小さいので、「2時は大丈夫です!」と断言することができません。ですのでこのフレーズがとてもしっくりきます。
I would say ~ 「恐れながら申し上げると、~。」
確かオーストラリアの企業に勤務するドイツ系の方がよく使っていました。
ちょっとクセのある表現ですが、自分の意見や主張を述べるときに使えると思います。
まとめ
- 依頼以外でも丁寧なニュアンスを出すには、would、might、couldを使う
- wouldは比較的使うことが多く、定番フレーズがある
このwouldは助かります。「~したいんですけど」「~のようです」という押しつけがましくないニュアンスを出せます。かしこまった感じにもなるので、交渉やプレゼンの中で特にしっくりきます。慣れてきて自然に使えるようになると、交渉相手から「こいつ国際ビジネスマンとして安心できそうだな」と意識してもらえるようになると思います。ビジネス力とは別で、印象の問題ですが。
過去の記事はコチラです。
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