以前の記事で、私が使っている"断定しない"または"丁寧な印象を与える"ニュアンスを伝える表現の中で、could という単語を使って頼みごとをするフレーズをご紹介しました。
今回は、そのほかに2つの例をご紹介したいと思います。
『そうだ!』と言い切れずに『そうでしょうね』というニュアンスを出す
相手の言うことに、「そうなんでしょうね」「それはありえますね」というニュアンスを出す相槌です。
といったニュアンスを出します。
Could be. 「多分そうでしょうね」
一緒に仕事をしていたオーストラリア法人の方が日常の雑談でよく使っていて覚えました。
たとえば、『明日はデモあるようですので、街なかは渋滞しそうですね。』という話題に対して「Could be.」
ちなみに、発音は「クッピー」で、クにアクセントがつきます。
頼みごとを、メールで丁寧にする
I will appreciate it if you could ~. ~して頂ければと思います。
メールでよく使っている、お願い表現です。
かなり丁寧でかしこまったことば遣いです。
appreciateは「thank you」の丁寧な表現です。
私は、勤務先会社のアメリカ子会社の社長に対してこの言葉をよく使っていました。お付き合いが深まると、Could you ~? という表現に変えました。
アメリカ出張で子会社を訪れる際にお会いしたい、と告げるときに「I will appreciate it if you could spare your time for a meeting with me when I visit your office.」と社長に面談を申し入れていました。ちょっと大げさかもしれませんが、相手のことを全く知らないときでしたので。緊張してメールを書いたものです。
私が注意している"could"の使い方
「~できた」という場合には、could ~でなく、was able to ~を使うようにしています。例えば、
I was able to get an answer from him.
could には "できたかどうか" と "できるかもしれない" の2つの意味があり、聞き手が迷う可能性があるためです。
"できた"のなら明確にそう伝えるのがビジネスであり、その場合は相手に迷わせるcould~よりもwas able to~と使った方がいいと考えているためです。
まとめ
- couldは「そうなんでしょうね」「それはありえますね」というニュアンスを出せる
- メールでかなり丁寧なお願いをする場合の常套フレーズがある
- 「~できた」はcould を使わず was able to ~を使っている
ここまで、私がよく使っている、日本語らしいやわらかさを出す英語表現をご紹介してきました。親しい人には大げさかもしれませんし、アメリカ人はくだけた会話ができるほど仲良くなるといい、とも言われます。しかし、私が英語を使うのはビジネスの場面が圧倒的に多く、また相手はアメリカ人だけでなく、ヨーロッパ、アジア、いろいろな英語を話す方々です。まずは『自分の自信の持てる』英語表現を身につけることを最優先にしています。
過去の記事はコチラです。
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