2015年11月16日

気象予報士の多くが読んでいる(ハズ)の書籍『一般気象学』

「この本を読まねば気象予報士の資格は取れない」

と挑発しているのではありません。悪しからず。

日々の天気予報や災害をもたらした気象現象の背景にある気象学の理論を、その都度おさらいするにはよくまとまった本だと思いますので、ご紹介いたします。

『一般気象学』 小倉義光著 東京大学出版会

久しぶりに本棚から取り出してパラパラめくってみましたがが、正直、じっくり読まないと理解できない内容です。

宇宙、地球といった巨大な視点から、雨粒や空気といったミクロの世界まで、気象現象に関連する理論を幅広く取り扱っています。

図や絵をふんだんに使っているので、難しい文章もそれらと突き合わせて考察すると理解しやすいと思います。

気象予報士を目指す人のほかにも読んでいただきたい

高層天気図や数値予報による予測図を見る機会のある方はぜひ傍らに置いていただきたいです。なぜ雨雲が発達する予報が出ているのか、気象衛星で撮影された雲がどうしてそんな形をしているのか、いろいろな疑問を解くヒントとなる理論が書いてあります。

山登りや海でのボート遊びなどアウトドアレジャーを楽しんでいらっしゃる方々で、「私の知的好奇心を満たす刺激が欲しい!」と思われている方には、うってつけの本です。理系ご出身の方にはたいしたことはない内容でしょうが、文系の方にも読み応えありますよ。

まとめ

  • 書籍『一般気象学』は気象現象に関連する理論を幅広く取り扱っている
  • 高層天気図や数値予報による予測図を見る機会のある方、知的な刺激が欲しいアウトドア派の方々にはぜひ傍らに置いていただきたい

私は読んだかってですか?若かりし頃に読破しました、3か月かかって。高校1年の数学・理科の理解度でこのくらいかかりました。いや、しんどかったです。

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